焚き火をたのしむ直火の魅力と注意点

2019.10.01 (火)

焚き火本来のたのしさを引き出す。思う存分焚き火をたのしむ。自然と一体になる。t焚き火を囲んだ人と仲良くなる。常日頃使わなくなった五感を呼び覚ます。これらを後押しするのは直火です。本記事では直火の魅力や焚き火で直火をするときの注意点などをまとめてみました。

直火とは何か?

そもそも直火って何でしょう?読んで字のごとく、直に火をおこすこともしくは食材に直接火をあてるという意味があります。地面に直接焚き付けや薪を置いて焚き火をするのが直火。直火に対し焚き火台を使ったものがあります。大半のキャンプ場は直火禁止のため焚き火台利用がルールになっています。

炎の立ち方が美しい

「火はずっと見ていても飽きない」「同じ形にならないのがすごい」「炎をみていると心が落ち着いてくる」焚き火の炎に魅せられる人は多い。火の美しさをより感じてさせてくれるのが直火です。直火の炎はまっすぐに立ち上がります。焚き火台でこの絵を見るのは難しいです。直火でまっすぐに立つ炎を見ると一度にトリコになってしまいます。

足元からあたたかい

「直火の方が足元からじーんと暖かくなりますね。もう焚き火から離れられない感じ」先日、日帰り焚き火体験にお越しいただいた方がこんなことをおっしゃっていました。焚き火台を使うとその分地面から離れてしまいます。みんな一緒に暖をとるのが焚き火の魅力。寒い日の焚き火。ぜひ一度直火を試してみましょう。

焚き付けを組むのがたのしい

焚き火をおこすにはまず焚き付けを組んでいくことから始まります。焚き付けとは薪などのメインの燃料に火をつけやすくするために最初に使う燃えやすい材料です。森で拾ってきた杉の枯葉や木枝を使います。それを真ん中が高くなるように組んでいきます。

焚き付けを組んでいるときはみんな一心不乱です。子供の頃に戻ったような無邪気さが出ます。組み方も十人十色です。几帳面に組んだり大雑把だったり。性格も出ます。そんなところから焚き火を一緒に囲む人の一面が見える。焚き火で自然なコミュニケーションができるひとときです。

焚き火を囲む輪の一体感

焚き火台の周りのローチェアを置く。よく見かける光景です。これはこれでいいのですが、地面に直に座って直火の火を囲むと見える景色が変わります。相手との距離感が近づきます。そもそも地面に直に座ったことなんてないですよね?子供のとき以来かもしれません。そんな当たり前の非日常感の中から一緒にいる人との親近感をつくることができます。

→こちらも読まれています「焚き火をたのしむ10のコツ」

調理がシンプルになる

直火で調理をする。きいただけでワクワクしてきませんか?ダッチオーブンを熾火の中にドーンと入れてみる。フライパンを直接火にかけて調理する。見た目も美しいし自然との一体感が増します。食材を加工することなくシンプルに食す。そんな焚き火シーンを満喫しましょう。

小さな火をたのしむ

こんなふうに直火にはいろんな魅力があります。一方で注意したい点があります。直火をすると投入する薪の幅が広がります。またついつい薪をたくさんくべたくなります。炎を大きくしてみたい。最初は誰もが感じる衝動だったりします。その結果炎は必要以上に大きくなります。

炎が大きくなると人が寄りつけなくなります。キャンプ場なら周囲のキャンパーに迷惑もかけます。さらに自分でコントロールできない大きさになると大変危険です。特に秋口は枯葉がたくさんになります。枯葉に火が燃え移るとあっという間に広がってしまいます。

風の強い日も直火はやめておきましょう。思わぬ風向きや突風であおられて予想外の事態になります。最悪のケース、山火事に発展してしまうことも。安全には最大限の配慮をしたいものです。

直火の焚き火をたのしむなら小さな炎をじっくり育てていく。そのつど小さくまとめていく。その周りに人が集まってくる。お互いにほっこりした時間を過ごす。そんな「オトナのかっこいい焚き火」をマスターしましょう。

直火禁止の注意

最近はキャンプ場でも直火で焚き火ができる場所が少なくなりました。きれいな芝や草地のキャンプサイトが直火禁止なのはある意味当たり前。でもむやみに直火が禁止になるのもキャンパーとしてはたのしみ半減ですね。自然の中にある材料でかまどを組んで火を熾したり調理をするという技術は野外生活で欠かせないものです。

直火禁止になる理由として、地中の微生物を殺してしまうからということがあちこちでささやかれています。たしかに自然への影響を考えれば直火は影響がないとは言えないでしょう。

でも一方で世の中にはこんな反論もあります。
・焚き火をした痕の地面から数ヵ月後には植物が立派に生えた。
・微生物と自然の回復力を考えたら影響はないはず。
・焼き畑農業はどうなるんだ!?むしろ作物を育てるのに有効な方法として昔からあるじゃないか。

実際、数十年前から直火禁止のキャンプ場が多い海外では、微生物の問題ではなく、「キャンプ場には痕跡を残さず感謝のみ残す」というモラルがキャンパーに存在しているのが理由のようです。アウトドアアクティビティ先進国ならではの考え方と言えそうです。

直火禁止の理由として、多くのキャンプ場が掲げている上述の微生物うんぬんという理由。個人的には後かたづけではないのかなと感じています。ホントの理由はキャンパーのマナーの悪さから来た問題なのではないかと。

・燃え残った炭や薪をそのまま放置して帰る。
・消化のために水びたしにされてしまい、次の人が同じ場所のカマドを使えない。
・かまどを組んだ石や岩が真っ黒に煤けたまま放置されて汚らしい。
・かまどの穴をあちこち掘り返して埋め戻さないで帰ってしまう。

こんなことされたらキャンプ場側も直火を禁止したくなりますよね。焚き火の魅力を存分に満喫できるのは何といっても直火。そんな直火ができる場所を維持していくためにはスマートな焚き火を心がけていくことが大切です。

・かまどの後かたづけと現状復旧は完璧を目指す。
・残った炭は限界まで燃やし尽くす。
・土に還らない有害物質を発生するプラスチック等は燃やさない。
・後かたづけができなくなるほどの大量の薪を燃やさない。

こんな事に気をつけることが直火を許されるためのルールではないかと思います。

地面に直に座って焚き火を囲む。焚き火の脇にマットを敷いて星空を見上げながら寝転がる。ほどよい大きさで燃えている炎からは心地よい暖かさと明かりが横たわった体に届いてくる。この感覚はキャンプチェアに座って囲む焚き火台では味わえないものです。

地面に寝転がるメリットにはもうひとつ。煙を浴びにくい。よほど強い風が吹いていない限り、煙が地面すれすれで寝ている自分の顔を直撃したりすることはありません。あちこち風向きが変わるたびに椅子を持って風上へ移動する・・・こんなことしていませんか?面倒もなくゆっくりくつろげます。

焚き人になるなら直火

燃やしきらない薪が残っている、地面が焦げたままになっている、周辺にある草や木の根にダメージを与える・・・自然環境を壊してしまうのが多くのキャンプ場で直火禁止になる理由です。焚き火をしたらできるだけ来たときと同じ状態にして帰ることが鉄則。一人ひとりがきちんとした焚き火マナーを身につけることです。焚き人としてはマナーを守って「オトナのかっこいい焚き火」をできるようになりましょう。

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