焚き火をたのしむために注意したいこと|NHKラジオ第一「すっぴん!」取材

2018.12.19 (水)

NHKラジオ第一で放送している「すっぴん!」。巷で流行っていること、話題になっていること、これからブームになりそうなことなど身の回りにある生活情報や文化情報を発信する番組です。「最近じわじわとブームが広がっている焚き火について教えてください」とコメント取材がありました。その内容をご紹介します。

Q:都市部はもちろん、キャンプ場で焚き火禁止のところが増えたのは、いつ頃、どんなきっかけからでしょうか?

キャンプ場では焚き火禁止ではなく、直火禁止になっているところが増えています。そうなった時期はここ数年というところです。そのため、ほとんどのキャンプ場では焚き火台の利用を義務づけています。

直火禁止の理由は自然環境を荒らすからです。焚き火をした後そのままにする、焦げた地面をあちこちに残す、
近くにある木の根っこなどにダメージを与えるなどがあります。本来、焚き火の醍醐味は直火にあります。焚き火をした後は来たときと同じ状態にして帰る。みんなが心がけることができたら、焚き火文化はもっと広がっていくでしょう。

Q:現在、改めて焚き火をする環境が整いつつあるようですが、安全に周囲に迷惑をかけないように楽しむ方法を教えてください。

焚き火をするために最低限必要な道具を揃えます。といってもお金が掛かるようなものはほとんどありません。上述したように焚き火台は必須です。これに加えてマッチ、着火剤、燃料になる薪、軍手、火ばさみ、うちわ、バケツといったものです。「はじめて焚き火の8つ道具」なるものがあります。

薪を触わるときは木のトゲが刺さらないように、またやけどしないように軍手を使いましょう。それなりに重さもあるので素手でない方がいいです。本格的にやるときは耐火グローブといったものも市販されています。

周囲への配慮としては、焚き火の煙がどの方向に流れていくかを読んだ上で焚き火をする場所を決める必要があります。具体的には風下に他キャンパーがいないようにすることでしょう。テントやタープに火の粉が降りかかると穴が開いてしまいます。風向きには注意が必要です。

また最初は焚き火の炎を大きくしたいものです。でも大きな炎は風の強さ、向きによって大変危険です。燃料もたくさん使ってエコではありません。小さな炎をじっくり育てていくのが、安全でたのしい焚き火のやり方と言えます。僕たちはこれを「オトナのかっこいい焚き火」と呼んでいます。

最後に当たり前のことですが、万が一のために水を入れたバケツを用意しておくことを忘れないようにしたいものです。

Q:どんな方(世代、性別、団体・個人、職業など)が、どんな目的で焚き火をしに来ていますか?

個人としては30代、40代、50代の女性が多いです。「焚き火がしたい」「焚き火が見たくなった」「でもどこでやればいいの?」「キャンプに行くとなると大げさになる」「道具もないし、もちろん自分でやったこともないし」「そのために遠方まで行くのは大変」「やり方もわからない」「手軽に焚き火のみができる場所を探していた」といった方々です。

職業を詳しくきいたりはしませんが、多くは常日頃バリバリ仕事をしていらっしゃる人のように思います。非日常、自然、癒し、リセット、リラックスというのがキーワードのように感じます。

また、焚き火のキホンを学び、コミュニケーションの場づくりができるようになる「焚き人コミュニケーション検定®」は徐々に人気が出てきています。企業や団体としては、焚き火コミュニケーション研修にお越しいただいています。メンタルやチームづくりに焚き火の場づくりは効果を発揮します。

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