焚き火の音がつくりだす言葉の要らないコミュニケーション

2017.12.19 (火)

焚き火をするとパチパチと音がする。薪が燃える音だ。他では味わうことのできない自然な音だ。この音がするのを爆ぜる(はぜる)という。何とも良い日本語の響きではないだろうか。

焚き火の良いところ。それは無理に話そうとしなくてもいい場であること。黙っていたってまったく問題なし。焚き火の周りには数人が囲んでいる。誰もしゃべっていない。みんなただ焚き火を見ている。沈黙の中パチパチと焚き火が爆ぜる音だけがしている。そんな風景をよく目にする。

普通の生活だとこうはいかない。静かになると気になる。場がしらけるからと誰からともなく話そう話そうとする。そこには無理が生じる。自然体ではなくなっている。そうなった瞬間に居心地の良さはどこかに消え去ってしまう。

コミュニケーションときくとどんなことを想像するだろうか?相手との会話や話すこと。コミュニケーション術。スキルを磨く。そんなイメージではないだろうか?いずれにしても話すことがメインにあるように思われている。そこでネットで調べてみる。

まず「人間の間で行われる知覚・感情・思考の伝達」とある。さらに深堀りすると情報の伝達だけが起きれば充分に成立したとは見なされておらず、人間と人間の間で「意志の疎通」が行われたり、「心や気持ちの通い合い」が行われたり、「互いに理解し合う」ことが起きることと記してある。(ウイキペディアより引用)

人間と人間の間の「意志の疎通」「心や気持ちの通い合い」ここが大切。無理矢理話す必要なんてない。話さなくても心が通い合うことができれば。お互いわかり合うことができれば。焚き火は言葉の要らないコミュニケーションをつくる不思議な力を持っている。

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