薪ストーブがつくった親子コミュニケーションの復活

2017.12.06 (水)

 
先日とある薪ストーブ店に行ったときのこと。何度かお店の前を通っていた。薪ストーブ、ペレットストーブ専門店という看板、道端に積んである薪。その風景を見ただけでずっと気になっていた。

一歩店内に入ると暖かさが充満した。薪ストーブには温泉に入ったときのように身体の芯から温めてくれる感じがある。

スタッフから薪ストーブについてひと通りの説明を受けた。ストーブの種類、部屋の大きさとの関係、煙突メンテナンスなど的を得たわかりやすい内容だった。

「お掛けになってください」とコーヒーをだしてもらった。ちょっと立ち寄っただけなのにゆったりした気持ちになる。これも薪ストーブ効果だろうか。

その後オーナーとの話になった。ストーブへの造詣など熱量を感じた。その中で特に印象的な心温まる話を聴いた。ある日夫婦が来店した。ご主人が薪ストーブが欲しいとのことだった。奥さんは全く興味を示していなかった。

後できいてわかったことだが、その人の家はお子さんが不登校で大変困っていた。そんな中、薪ストーブどころの話ではなかった。でもご主人が強引な感じで「これを買う!」で決めた。

薪ストーブを入れて数ヶ月経った頃。購入に反対していた奥さんが来店した。そしてこんな話をしたそうだ。薪ストーブを入れた後に家で変化が表れた。

今まで口をきくことがなかったお子さん。リビングにある薪ストーブのまわりに寄ってくるようになった。そしてストーブの前で少しずつ会話をするようになった。学校でのこと、いじめのこと、自分自身のこと・・・今まで貝のように口を閉ざしていた。

次第に親子の会話が元通りになった。お子さんも元気になった。

火があると自然に人が集まってくる。誰からともなく自然な会話が生まれる。無理して話す必要もない。言葉がなくても行き交うものがある。火を見ていたらそれが許される空間になる。

コミュニケーションとは話すことだけではない。相手との気持ちがつながることだ。焚き火には本当のコミュニケーションを生み出す不思議な力がある。そのことを再認識させられる話だった。

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