林業家さんと焚き火とだるまストーブ
年の瀬、お付き合いのある林業家さん宅を訪れました。家の横に倉庫のような部屋があり、その真ん中にだるまストーブが陣取っています。その形だけ見ても何とも微笑ましい感じです。
だるまストーブは、明治から昭和中後期にかけて使用された鋳鉄製の暖房器具とのこと。小学生の頃、こんな形をしたストーブが教室にあった記憶があります。ストーブの上にやかんがあっていつも湯気を出していました。寒くなるとそのまわりをみんなで囲んでワイワイやっていました。あの頃を情景を思い出させてくれます。
ストーブの上のところから薪を入れて燃焼します。中では薪がパチパチと燃えています。「今日はちょっとぜいたくなんだよ。ほら、サクラの木だ」林業家さんが手に持ったのはサクラの薪。サクラの木って赤みを帯びているんですね。
だるまストーブを囲んで一年間のお礼と来年に向けた話。「今日は冬至だからね」と奥さんからけんちん汁とかぼちゃをもてなしていただきました。手づくりこんにゃくに、ごぼう、里芋、にんじん、大根・・・具だくさんのお汁。ほっこりあま~いかぼちゃの煮物。身も心も芯からあったまりました。
来年はきこりの弟子入りをさせてくださいと無茶なお願いをしました。「じゃあ、弁当持ってくるか!」二つ返事で快諾いただきました。心からうれしかったです。
他では味わえない「応接間」に通されてのひととき。今年を締めくくる感動の出来事。来年は「きこりキャンプ」を具体化します。
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