焚き火で石かまどをつくる3つの理由

2019.09.13 (金)

ゆらゆら燃える赤い炎。焚き火がしたいという動機。それだけで週末は野外に出かけたくなります。そんなたわいもなく、でも十分な理由でキャンプに出かけるのも悪くないですよね。ところであなたは焚き火をする時にかまどをつくりますか?

ただ何となく穴を掘って周りを石で囲んでと・・・イメージの中にあるベタな形状のかまどを作っていませんか?そもそもかまどって何のためにつくるのでしょう?

わざわざ大きくて重たい石を何個も運んでつくるあの形状。考えてみるとただわけもなく石で囲んだりしているのではないのですね。かまどには、熱反射、風のコントロール、調理器具の置き台の3つの役割があります。

一つ目は石で熱を反射させるためです。裸火はあらゆる方向に熱を放射させるためそのまま調理に使うには効率が悪くなります。熱をかまどの内部に集中させ、熱効率を高くするとともに、火持ちも良くするのがかまどの役割です。

二つ目が焚き火に吹き込む風をコントロールし、火力の調整をする役割です。風が強すぎるといらぬ方向へ炎が延びていき、火にかけた鍋がその熱を受けにくくなってしまいます。逆に風上方向へ適度な隙間を空けて石を並べることで、ほどよい空気が焚き火へ吹き付けて火を燃やし続けさせてくれます。

火を熾す際口でフーフー息を吹いたりしたことがありますよね。そんなときにかまどを有効活用してみてください。石で囲む並べ方を調節するだけでちょうど良い具合の風が入り込みます。勝手に炎は燃え続けてくれるようになります。

三つ目が調理器具を置く台としての役割です。調理するときは火が近すぎず遠すぎずの微妙な距離感が必要になります。かまどは調理器具と炎との距離を適度に保ち火力を調整することができます。また火力を保つためには薪をくべていかないといけません。くべやすい空間を確保します。安定性を出すには五徳やロストルがあるとベストです。

最後に料理をするための焚き火としての豆知識。湯を沸かしたり何かを煮たりする時は炎が出ている焚き火で行いましょう。炒め物や直接素材を炙るような焼き物の時には炭火を使ってください。バンバン炎が上がっている上でフライパンを振ったり魚を焼いたりすると、手は熱いし素材は焦げるなどうまくいきません。上手な火の使い方を覚えると手際よく美味しい料理がつくれるようになります。

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