焚き火料理でフレンチができるなんて!開催レポート
焚き火料理とバーベキュー、一緒だと思っていませんか?とんでもないです。焚き火ならではの良さを生かした料理の仕方があります。今回は現役シェフのレクチャーのもと、さらにワンランクアップしてアウトドアにフレンチを掛け合わせてみました。本記事ではそんな焚き火フレンチ講座をレポートします。
最寄り駅に集合。その足で近隣のスーパーに買い出しに向かいます。単なる買い出しでは面白くないですよね。「連休は市場が休みになるので仕入れがありません。なので小物が多くなるんですよ・・・」シェフがどうやって品選びをするのか。ワンポイントアドバイスを加えながら。
その日に入った食材を使ってメニューにもアレンジをかけていきます。さらに地元特産の旬のものも加えたいところ。今回はこの時期にしか獲れない原木まいたけを調達。原木ならではの風味と肉厚で歯ごたえのある食感がたまりません。
baseKokkoに到着。荷物を置いて裏庭に。デッキに立って深呼吸。広がる山並みに開放感が広がります。この場に入る前に非日常にリセット。ここがすべてのスタートアップです。
ひと息ついたところで料理スタート。仕込みに入る前にサブライズ演出。フードコーディネーターの資格も持つシェフが秋の食材をアレンジしてくれました。この段階でもうテンションは上がりっ放し。
お天気がイマイチなのでKokko室内でまずは下準備から。「きのこは茎を捨てちゃいますよね?こう切るとムダなくきのこの風味を活かせます」野菜の切り方にもちょっとしたコツがあります。ワンポイントを交えながらの進行。「大雑把なんで大きさばらばら」笑顔の花が咲きます。
下準備完了。いよいよ外に出て焼き工程に入ります。ここで重要になるのが炭火の仕上がり具合。火加減が料理の出来具合を左右します。前もってしっかり仕込んでおきます。
立って調理できる炭火スタンドを使ってきのこをいい感じに焼いていきます。素焼きなのに香りがいい。食材のもつ本来の旨味が出せるのが焚き火料理の醍醐味。傍のダッチオーブンではスープとミートローフが仕込まれていきます。「いい匂いがする〜」「おなかペコペコ」はい、その通りです。
さあディナーの完成。何から手をつけようか・・・出来立てメニューに気持ちワクワク。ワインやウイスキーもすすむすすむ。美味しい食事にたのしい会話。あたりは秋の虫の声。だんだんと夜は更けていきます。
夜のお決まりは焚き火を囲んだひととき。この場なしで焚き火を語ることができません。一人ひとりが炎を見つめながら思いついたことを話す。周囲に気遣いして無理に話す必要なんてありません。主催を忘れてしばしゲストとも打ち解けていきます。
朝の焚き火もまた格別。ゲスト自ら火おこししていただきました。地面に座り込む。焚き火を育てることに一点集中。朝食はシェフがその場で焼いたオムレツと前日のスープをリメイクしたリゾット。しみ込んだやさしい味に舌鼓。食後はお茶をしながらの雑談。笑いの絶えないひとときになりました。
「だんだん日常に戻ってきたね・・・」「なんだか夢の中にいるようだった。魔法がとけていく感じがする・・・」下界に降りる帰りの車中で参加者からきいたひと言。「よかった・・・」心から思いました。次回も夢の焚き火ベースが演出できるといいな。
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