焚き火でごはんを囲むと自然な会話が生まれる
日帰り焚き火イベントを開催している。焚き火をやったことはないけど一度体験してみたい・・・そんな人に焚き火の魅力と場が生み出すコミュニケーションを味わってもらいたい。ひいてはご縁ができたら最高・・・そんな想いでやっている。
ランチで焚き火ごはんをつくる。熾火になった焚き火と炭のみを使ったシンプルな料理だ。今回は知り合いの現役シェフにアレンジを手伝ってもらった。オリジナル定番料理にしようと画策しているブイヤベースは基本を教えてもらった。
「最初に鉄なべはあたたまった状態でペーパーで吹いて汚れを落とす」「甲殻類は最初に炒めてオイルに香りをしみ込ませる」「ワインは煮詰めて濃度を増す、仕上げに再度入れる」「なべ肌についたものは焦げ防止でこまめに落とす」などプロの技を伝授してもらった。焚き火料理もちょっとしたコツでグレードアップ。ワクワクする。
そんな彼に炭焼き奉行をやってもらった。”これどうぞ、いけますよ””ありがとうございます””これって大丈夫ですか?””はい。このくらいが一番食べ頃です”こんな感じですぐに会話が始まりました。初対面でも焚き火料理を囲めば一気に距離が縮むのを実感しました」こんな話をしてくれた。
たき火バーに集まる人たちはお一人参加が大半。「冬なので焚き火をみてみたい」「でもどこへ行ったらできるの?」「道具も持ってないし」「手ぶらでOKって書いてあったのでとりあえず来てみた」こんな感じのノリ。
みんな初対面なので最初は緊張している。でも林の中で一緒に焚き付け拾いをしたり、火おこしをしてもらううちにすぐに打ち解けてくる。外なので気持ちも開放的になる。そうこうしているうちに焚き火ごはんが始まる。
ごはんを食べるとみんな笑顔になる。食べるって素晴らしい。焚き火ごはんで自然なコミュニケーションの場。人と人とがつながっていく。病みつきになって何年もやめられない焚き火ごはんの場づくり。これからもずっとずっと続けていきたい。
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