焚き火と雨上がりの星空流星群が自然体を演出する場

2018.08.15 (水)

焚き火と星空。理屈抜きのベストパートナーだ。その場を演出したくてイベントを企画した。その日はちょうどペルセウス流星群が到達する日。2018年の中でもっとも流れ星が見えるタイミングとも言われていた。絶好のシチュエーションだ。

相手は自然。ふたを開けるまで何があるかわからない。あいにく夕方からは激しい雨に見舞われた。空には雲がかかっている。このままだと今日は難しいかなあ・・・とそんなムードに。でも夕食を終えたあたりから雨はやんだ。雲の切れ間に星がひとつ。「お、いけるかも!」そう思っているとだんだんと星空が広がっていった。

近隣の開けた場所へ向かう。あっ!そこには満点の星空。言葉を失った。雨上がりで空気が澄んでいるせいかさらに星がきらきらする。瞬くとはこのことをいうのだろう。しばらくは何も言わずただ星空を眺めていた。

ぼーっと眺めていると流れ星を見つけることができる。経験者のガイドで星をみていた。何分経った頃だろう。パッと線のような光が流れていった。あっ!と声を出すのが精一杯。願い事なんて言っている暇はなかった。

その場にいる人は思い思いの星空のひとときを過ごしていた。おしゃべりをするわけでもなくただ自然体になっていた。会話はなくてもこの場を共有することがお互いの関係性をつくっているようだった。ただずっとこの場に佇んでいたい。そんな感覚だった。

ふと気がつくと時計の針は22時。知らない間に時間は経過していた。焚き火をすることも忘れていた。baseKokkoに戻って焚き火を囲む。あたりは虫の声。空には満点の星。それ以外は何もない静寂の空間。

「焚き火の不思議な魅力を五感で感じました。火のあたたかさ、燃えさかる赤い炎、生き物のような炎のうごき。パチパチという音。普段はは雑念だらけ。焚き火の前では心を無にすることができました。実際に体験しないと焚き火の魅力はわからないものですね」参加者の一人からはこんなコメントをいただいた。

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焚き火と星空。やはり切っても切れない最高の共演者。そんな焚き火と星空が演出してくれる場。そこでつながる人と人。自然の力は雄大だ。

写真撮影提供「写心庵」

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