プライベートで焚き火ができる場所「baseKokko」ができるまでの奮戦記〜民泊か旅館業か?

2018.07.11 (水)

いつでも思い立ったらすぐ焚き火。他人の場所で気を遣って思うようにできないなどナンセンス。自分がやりたいと思ったときにすぐ焚き火ができる。そんな場所が欲しいとずっと思い続けてきた。本記事では、誰にも気兼ねすることなくいつでも自由に焚き火ができ人が集まる場「base Kokko」が立ち上がるまでの記録をまとめた。

当初、旅館業法の中の簡易宿所営業で進めようとした。旅館業の管轄は保健所になる。キャンプ場オンリーなら旅館業は要らないが、一部建物を利用することを想定したいたため、山小屋・ペンションなどで該当する簡易宿所営業という括りになった。

旅館業をクリアするには、宿泊者数の支障をきたさない入浴設備、非常用照明や誘導灯の設置などいくつかの条件があった。

旅館業から民泊へ

思案しているうちに新しく始まる民泊制度の情報が入ってきた。2017年秋に保健所に相談したときは民泊の担当窓口がまだ決まっていないとのことで明確な回答がなかった。今回県庁の観光課になったとのことで電話して問い合わせしてみた。住居としてはいないが宿泊者がいるときに常駐している場合はOKとのことだった。

年間営業日数が180日を超えない場合は民泊の対象となるらしい。営業日数はそこまでいかない。民泊については2018年6月15日から法施行となるため、書類が受理され営業開始できるのはそれ以降になる。民泊をやりたいわけではないが旅館業よりあらゆる面でハードルが低い。タイミングも合っている。そこで民泊で申請登録することにした。

民泊事業開始に必要な内容

届出可能な住宅か否か、事業が禁止される欠格事由に該当しないか否か、委託の要否はどうか、消防法令関係の確認が必要になる。提出書類として、家主が同居しない場合は非常用照明器具など宿泊者の安全確保として要件が必要になる。

必要になる書類は、個人申請の場合、住宅宿泊事業届出書(ネット登録したものを印刷)、届出者が登記されていないことの証明書(法務局)、住宅の登記事項証明書(法務局)、届出者の身分証明書(市役所)、住宅の図面、欠格事由に該当しないことの証明(所定フォーマットにもとづく)、消防法令適合証明書(消防署)になる。

転貸方式など通常でない場合はさらに追加書類が必要になる。法務局や市役所など別の部署に出向かないといけないので、二度手間にならないよう必要書類はあらかじめ確認した上で手続きをすることをおすすめする。

当初法人で登録しようとした。登録には住宅宿泊事業と住宅宿泊管理業に二つがある。法人で申請するときにはその両方の登録が必要になることがわかった。住宅宿泊管理業の登録には宅建資格か不動産の仕事に従事した経験が要る。

これも後になってわかったことだった。親戚の不動産従事者に頼もうとも考えたが、申請のための費用も発生する上、手続きが煩雑なので断念した。結局、個人として申請し、法人名義の物件を転貸する形で進めることにした。

このあたりのやりとりを何度もコールセンターに問い合わせていた。なかなか電話は掛からないし、やっと電話に出た担当者にはイチから説明しないといけない。込み入った話はコールセンターではなく、直接県の観光課担当に問い合わせる方が速い。

もろもろの書類送付が完了したら認可へのながれになる。書類完備から約1週間で「住宅宿泊事業の標識の発行について(通知)」が到着した。届出番号の連絡と標識が同封されていた。

消防法令適合証明書

民泊申請の外部書類。管轄消防本部の予防課が窓口になる。申請に必要になるものは、申請書、住宅面積がわかるもの(登記簿など)、部屋の平面図、住宅宿泊事業届出書の写しになる。

民泊は住宅扱いなので消防署の管理台帳にも載らない。その分許可をもらうハードルは低くなる。これが宿泊施設となると一気にクリアすべき項目が増えるらしい。

必要なことは火災警報器を設置することだ。火災報知器はホームセンターで購入し自分で設置できる。設置場所は寝室。寝室からの火災が多いのが理由とのことだった。

申請書類提出後、消防署による現地確認、現地確認で特に問題がなければ「消防法令適合通知書」の交付になる。日程調整、現地確認後の内部処理などで最低1週間は掛かる。あらかじめスケジューリングしておいた方が無難だ。

→こちらも読まれています「山で拠点をつくるときの通信環境インフラ整備」

 

▼シェアをお願い致します!▼

関連する投稿

現在の記事: プライベートで焚き火ができる場所「baseKokko」ができるまでの奮戦記〜民泊か旅館業か?

お問い合わせ・ご相談はこちら

お電話でのお問い合わせ

048-212-7774

フォームからのお問い合わせ

お問い合わせフォーム »

コラムテーマ一覧

コラムバックナンバー

焚き火コラムランキング

⇑ PAGE TOP